HOME » 【bizマーケティング小冊子プレゼントvol.112】行動経済学の使い方……より良い意思決定を導く

【bizマーケティング小冊子プレゼントvol.112】行動経済学の使い方……より良い意思決定を導く



スポンサーリンク



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
行動経済学の使い方……より良い意思決定を導く
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 伝統的な経済学では、人間は合理的に行動し最善の選択をす
るものと定義されてきました。しかし、現実にはそうとも限ら
ない。不合理なことをしてうまくいかないことが多いのです。
 
 私たちの日常は、意思決定の連続です。しかしそのほとんど
は無意識に習慣で行われています。そしてすぐ決められないと
きは、まず情報を集めて判断しようとします。

しかしここにも問題がある。多くの情報が集まれば、合理的な
意思決定ができるとは限りません。あまりにも多くの情報が集
まると、今度は、選択ができなくなってしまうのです。

2004BIZbook-2

蛍光灯ランプが壊れたので買おうと家電量販店に行き、あまり
にも多くの製品があって戸惑い、時間がかかってしまったなど
がその例。むしろコンビニで買えばすぐ済んだでしょう。かけ
た時間と労力を思えば、どちらが良かったのかは、判断が難しいところです。

 そこで近年、注目されてきたのが行動経済学です。ただし、
いままではこれも、学術的な理論の話が多かったのですが、
ここにきて実践的に解説する書物が出てきました。代表的な
ものは2019年に出た『行動経済学の使い方』(大竹文雄著、岩波新書)です。

 本書は大阪大学での講義をもとに書籍化したもの。このと
ころ発展してきた行動経済学の知見を押さえるとともに、多くの事例が示されています。 

 まずは人間の意思決定にはどのような特徴があるのかを解
説します。行動経済学では従来の経済学とは違い、人間像を
いくつかの点で、現実的なものに変えています。例えば「現
在バイアス」。ダイエットなどで、いつも今日の楽しみを優
先し、その実行を延ばしてしまう行動をとるなどです。

 こうした行動をより良くするために、言い換えれば不合理
な意思決定をより良いものに変えていく概念がナッジです。
行動経済学者リチャード・セイラーが唱えたもので、意味は
「軽く肘でつつく」です。すなわち、法的な規制や金銭的な
インセンティブを使わず、行動を変える手段のことです。

ナッジを使い、いかにより良い意思決定に導くかを探ります。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
さらに詳しくお知りになりたい方のために、小冊子
(A4判)を用意しております。
ご入り用の場合は、「小冊子希望」とご記入のうえ、
ご返信ください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


スポンサーリンク