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誰もが無視できない人口大減少時代の日本の未来を考える
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日本が世界に類を見ない少子高齢化、大人口減少時代に入ったことは
誰もが知っている通りです。すでに世の中には人口減少の日本の未来を
探った本が何冊も出てきていますが、不安が加速する高齢化社会、人口
減少社会に対して、ロボットや AI、あるいは医療技術がいかにこれらの
不安をすくい上げ、解決していけるのかというような構図になっているかと思います。
しかし実際に人口減少社会、高齢社会になった時に起こってくること
を、どこまでイメージできているでしょうか。
たとえば高齢者が増えるとこれまでより通勤に時間がかかる可能性があ
ります。仮に朝夕走る路線バスを想定すると、高齢者が増えると、車椅
子や杖をついた人が増えるため、同じ人数でも１つの停留所に止まって
いる時間が長くなります。
追い越し禁止路線であれば、当然後ろで待つマイカー通勤者も待たざる
を得ません。これが常態化すれば、多くの企業で就業時間を見直す必要
が出てきます。会議に間に合わなかったり、工場では従業員が揃わない
ために、稼働が遅れて、生産が計画通りにいかなくなる可能性もあります。
中小企業は経営者の高齢化と後継者不足から会社を廃業せざるを得ず、
失業者が続出する可能性があります。中小企業の廃業は、めぐりめぐっ
て大企業の収益にインパクトを与えることになります。
年金や保険料の問題だけでなく、経済活動そのものにインパクトを
与えてくるのです。今回の号では オフィスや交通機関、地方や大都
市の中でどんなことが日常的に起こってくるのか、それを概観し、
そうした課題に対してどのような対応が可能なのか、見ていきたいと思います。
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さらに詳しくお知りになりたい方のために、小冊子
（A4判）を用意しております。
ご入り用の場合は、「小冊子希望」とご記入のうえ、ご返信ください。
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